『医師による精子提供ボランティア』が必要
<必見:知られざる原因><医療機関が明かせない不妊症の本当の原因>知られざる不妊原因>
一般的に、不妊症の原因は、 http://www.jsrm.or.jp/public/funinsho_qa04.html(日本生殖医学会) に、男性側・女性側原因と別々に述べられています。<皆様もよくご存じですので詳細は割愛します>
しかし、半数の方は原因不明と言われていると思います。
通常、半年の性生活のみで、9割程度妊娠できるわけで、PIDでは、精子と卵子に直接遭遇さすのですから、妊娠確率は非常に高くならないとならないはずです。しかし実際には、PIDの成功率は非常に低いのです。
それは、A.<精子・子宮頸管粘液、または卵子間の免疫因子不適合>B.<精子の遺伝子異常>の場合が非常に多いのです。
A.<精子・子宮頸管粘液、または卵子間の免疫因子不適合>
男女間に相性があるように、精子・子宮頸管粘液、卵子間にも相性があるのです。
子宮頸管分泌液の役割:膣内の善玉のデーデルライン桿菌が、膣内を弱酸性にしカンジタや細菌を防御しています。
酸性のままでは精子も死滅するので性交・前戯に伴い、尿道の左右一対のバルトリン腺や子宮頚管粘液が分泌され、性交をスムーズにし膣内酸性を緩和し妊娠確率を高める大切な分泌液です。
しかし、パートナー精子に対する抗精子抗体・精子不動化抗体が産生される場合、精子を障害し流産も非常に多いのです。
そのため、PIDをいくら繰り返しても上手くいかず、費用・時間・精神的・肉体的負担が増えるのみでいい結果は期待薄なのです。
こういうケースこそ、パートナー以外の精子であれば、妊娠確率がとても高いのです。
B.<精子が「運動が正常」であっても「遺伝子異常がある」場合>
「運動性がある」と言われたのに、何度治療を行っても結果が出なかった方が多いはずです。
それは、「運動性」はマクロ的:顕微鏡レベルまでしか調べられておらず、ミクロ的:電子顕微鏡レベル「遺伝子レベル」まで調べていなく、精子遺伝子そのものに異常がある場合が大変多いのです
そのため、PIDをいくら繰り返しても上手くいかず、費用・時間・精神的・肉体的負担が増えるのみでいい結果は期待薄なのです。
こういうケースこそ、パートナー以外の精子であれば、妊娠確率がとても高いのです。
<引用>東京歯科大学市川総合病院・精子研究チーム、兼子智
現在の不妊治療・生殖補助医療の主流は人工的に体外受精させるものです。
「不妊は女性側の問題」とされがちですが、実は「男性側原因」は、みなさんが思っているよりずっと多いことです。
種々の原因で精子生産量が減ったり、形態や機能がおかしい割合が増加、遺伝子異常が増えます。
検査精度向上により、従来の基準では「良好」とされてきた精子でも、より細かく検査すると様々な異常が見かります。
顕微授精を繰り返しても妊娠しなかった夫婦の精子を調べると、従来の顕微鏡では、正常な精子と思われていたものが、電子顕微鏡により、ほぼすべての精子頭部に「空胞」がありました。正常な場合、精子頭部は染色体が詰まっていなければならないのですが、空胞部分にはそれがありません。
今まで「精子は大丈夫です」と言われてきたのが、突然、「妻を妊娠させられない夫」と判明し「今まで、こんな精子を卵子に入れていたのですか……」とため息をつくのは酷な話です。
不妊治療クリニックで、「あなたの奥さんはきっと妊娠できる」と言われてきたかもしれませんが、実は「あなたの精子では奥さんを妊娠させられない」というのが真実かもしれないのです。
決して耳障りの良いものではありません。しかし、不妊治療を受けるに当たりぜひ知っておいていただきたい事実です。