COMPARISON & RISK比較とリスク

『医師による精子提供ボランティア』が警鐘

<各種精子提供方法の比較・問題点・リスク>Problem/Compare/Comparison/RISK

A.<医療機関でのPID(配偶者間人工授精)>

第一に、あまりにも高額で経済的・肉体的・精神的・時間的負担も大きい。

人工的に卵子にパートナー精子を遭遇させても、<知られざる原因>項での子宮頚管粘液子・卵子・精子間の不一致・精子遺伝子異常の場合、妊娠確率が非常に低いにも関わらずPIDを続けることが多いのです。

B.<医療機関でのAID(非配偶者間人工授精)>

冷凍・保存・解凍・時間経過による精子死滅・減退・遺伝子変性により妊娠確率を低下させる要因が大きい。

女性同士のカップル・結婚などの社会的制約を受けたくないが独身で子供が欲しい女性・配偶者やパートナーが子供を望まない・セックスレスなどの場合、医療機関は対応しない

現在、国内で AID を行ってるのはわずか12病院であり、“出自を知る権利”が進みつつ認知・財産分与を求められる可能性があり、ドナーが激減、今後すべてのAIDが厳しくなる。国内AIDの約半数が行われてきた慶應義塾大学病院でも新規AID受入れを停止しました(出所:日本経済新聞社 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO35608750R20C18A9000000/)

C.<国内外「精子バンク」>

国内外「精子バンク」のほとんどが営利企業である。

海外「精子バンク」海外渡航:高額な費用・航空運賃・ホテル代等が必要で、このコロナ禍で海外渡航自体厳しい。

日本への輸送:液体窒素冷却解凍のため、医療機関を探す困難さ・特殊輸送費用も含めるとかなりの金額になるようである。

現在、精子提供ドナーに日本人はいないようである。

D.<民間のシリンジ法>

妊娠率が非常に低く、逆に、細菌汚染・増殖・感染リスクが大変大きい危険性がある。

採取時の空気・光・容器との接触、さらに、一番大きい要因は、通常温度での輸送が多く、時間経過による精子死滅・減退・遺伝子変性のため妊娠率が格段に下がる。

さらに、自然の性交で分泌されるデーデルライン桿菌による膣内酸性を緩和し妊娠確率を高めるバルトリン腺や子宮頚管粘液分泌がなく、受精率が非常に低いと考えられる。

厳密な無菌状態で行っているとは考えずらく、しかも、常温であるため、細菌汚染・増殖・感染リスクが大変大きい。

E.<直接タイミング法>

自然の節理であり、冷凍保存・解凍の温度変化・空気、光、容器との接触・時間経過がなく、精子死滅・活動力減退・精子遺伝子変性がないため格段に高い妊娠率が期待できます。

通常 膣内をカンジダや細菌から防ぐためデーデルライン桿菌が酸性にしています。

酸性のままでは精子も死滅するので、十分な前戯により尿道の左右に一対あるバルトリン腺や頚管粘液が分泌され酸性を緩和し、妊娠確率を高めてくれます。  

性交を伴うので、ご本人・(パートナーの同意が必要な場合)パートナーに強い拒絶感・抵抗感がある場合には適さない。

F.<Twitter などのSNSを通じた精子提供(シリンジ法・直接タイミング法)の一部に潜む危険性>

SNSなどでの場合には、相手の顔を見たこともなくどういう人物の運営か分からない。

純粋にボランティア精神による活動なのか見極めが困難。

精子提供者はエリートと謳っている場合が多いようであるが、実際は不明で、東大卒と語っていたが実際はそうではなかったとの話もある。

医師以外が実施していることが多く、医学的解説根拠が少ないと考えられる。

細菌汚染・増殖・感染の危険性が排除できなく、万が一、悪意を持った提供者の場合、精子以外のものや細菌・有害物質が送られてくるリスクも伴う。 新型コロナウイルス対策においても、手段がうってあるとは考えられず大変危険です。