STORY初めに

『医師による精子提供ボランティア』を始めた理由

<毎日の苦悩>

子供がない女性にとって・・・次々に友達に子供ができたり、 年賀状に子供の写真が来たり・・・子供連れの女性や子供を抱いたり遊んでいる光景を目にする度、 憧れやジェラシー・自分を虐めるような感情になります

子供を産みたい・抱きたい・育てたい・・・女性の一生で、何事にもかえ難い喜びです

<私を精子提供に動かした親友>

私の研修医時代、親友の臨床検査技師の男性から「結婚5年経っても子供ができない・・・先生なら知能も優れているしスポーツも得意なのでいい子供ができると思う。嫁と子供を作ってほしい」と言われたのです。

彼の奥さんは、誰もがうらやむような可愛い女性なのですが、親友の奥さんと性行為をするなんてできない思い断ってしまいました。

その後も落ち込んでいる姿を見て協力しなかった後悔しました。

さらに、現在の医療機関での高額な費用問題、<知られざる原因>項の精子・子宮頸管粘液、卵子間免疫因子不適合、遺伝子レベルの精子異常の場合、いくらPIDを繰り返しても期待薄にも関わらずPIDをやり続けようとする。「出自を知る権利」のためすべてのAIDが激減する。

法的夫婦以外、女性同士・未婚・配偶者が子供を望まない・セックスレスの場合など対応してくれない。

シリンジ法では、受精率が非常に低く、逆に、細菌増殖・感染リスクが大変大きい危険性。

SNSなどでの精子提供では感染症リスクが高い。純粋にボランティア精神による活動なのか見極めが困難。など、多くの問題点に気付き、医師として知識が豊富であり、妊娠確率を最大化しリスクを最小化することができるため、今悩んでいる人を救わせて頂けるならとの思いで精子提供を無償で始めることにしました。

<トライする価値が十分あります>

女性に器質的疾患(卵管閉塞症・無月経無排卵など)さえなければトライする価値は十分あります

ご相談には、違うパートナーとでは妊娠したことがある方も大変多くおられます。

逆に言えば、パートナーが違えば、妊娠の可能性が非常に高いのです。

<政府の不妊治療保険適用検討>

期待されるニュースですが、実施は当面先で、「今」が大切な方には間に合わない。年齢制限・治療回数制限が設けられることは必須や保険では最先端医療が受けられない可能性があります。

さらにPIDでは<知られざる原因>の場合、そもそも妊娠の可能性が期待薄で、AIDでは「出自を知る権利」のため、すべてのAIDが困難になります。

<養子縁組・里親制度の問題点>

ご自身の遺伝子が受け継がれない・出生から育てられない・養子元を教えるべきか・養子元との法的・社会的・人間的関係の複雑さの問題点があり、PID・AID・養子縁組・里親の順、最後に考えられるべきものです。

<「今」が大切。されるのであれば1日も早く・・・>

人生で一番悔やまれるのは、「あの時しておけばよかった・・・」というトライしなかった後悔です。

ほとんどの女性が毎日悩んでいるうちに、あっという間に日々は過ぎ去っています。

あなたの人生で一番若い時はいつですか・・・?

そうです。今日が一番若く、明日・あさって、1年・2年とそれだけ年齢が増し、受精・妊娠率は極度に下がり、逆に、出産リスクは急上昇します。 「出自を知る権利」が施行されれば、私も精子提供を断念します。妊娠期間を考えると実施できるのは2021年3・4頃までと考えられます。